パティシエ・ヒロのHISTORY

ヨーロッパ修行(2)

~「ミュンヘンに到着してやっと仕事に従事する」の巻~

ご無沙汰いたしております。リニューアルと共に登場です。
今回のページは非常に見やすく仕上がっておりますので心ゆくまでご堪能下さいませ。(^^)

さてさて、今回はミュンヘンに到着してからの物語です。

はじまり、はじまり。

スイスから言語の拷問を体感品がら列車に揺られて約5時間。

やっと目的地「ミュンヘン」に到着いたしました。

ビールの本場「ミュンヘン」へへへへ(ヨダレ)

映画に出てきそうな中央駅。

心地よいざわめきのBGM・・・・

全てが新鮮且つ大胆に演出される時間の芸術・・・・

と、まぁ言葉を並べればカッコよく聞こえ、銀幕の主役になった気分。

スーツケースを列車から引きずりおろし、あたかも現地の人のように無理やり振舞う自己陶酔型人間のワタシ。

(ニホンから来ました~、はい!、注~目!・・・・・・・・・・・・。)

通行人「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
離合する人「・・・・・・・・・・・・・・・」
キヨスクの人「$%'&$('=)IPOJOF(%($&%"#%#"」

何か言ってる・・・。

多分通訳すると「へい!兄ちゃん。コレ買っていかないかい?美味しいぜ!」

こんな感じだろう。

誰一人としてお出迎えがある訳でもなく、

拍手で歓迎される訳でもなく・・・・・。

いかんいかん!こんな湿っぽいヒストリーじゃないんだった。

まぁ、中央駅では特に問題も無く、次の目的地「マリエンプラッツ」に向かいました。

中央駅から地下鉄で一駅。(歩いても行ける距離だったと後から気が付く)

地下鉄は日本のように区間切符を買うのではなくて、綴りを買い区間分だけを折り曲げて「チンッ」と言う(音)差し込む機械に通して乗るわけです。

そんな事知るわけないじゃないですか、廻りの人の見よう見まねでテキトーにやりました。(今だから言える)

地下鉄で数分、あっと言う間にマリエンプラッツに到着です。

ホームから地図を見ながら地上に上がり、まぶしい太陽を拝もうと階段を駆け上がるとそこには絶景がっ。

ジャジャーン。階段を上がって地上に出た瞬間。

凄い人だかりがニコニコしながらコッチに来るではないですか。

「おおおおおっ」コレがドイツ風の歓迎なのかぁ~(ニコニコ)

コッチも気合入れて、満面の笑顔で右手を上げて・・・・

「グ・・・グ-てん、タ-・・・・・・」

「タ~あ?????・・・・あ?」

違う、オレじゃない。

その瞬間、後ろの方で大きな音で音楽が聞こえ振り向くと。

マリエンプラッツ市庁舎のからくり時計が鳴っていた。

そうです。凄い人だかりはこの市庁舎のからくり時計を見に来た人々だったのです。

ついでだから、ワタクシも10分少々眺めていきましたが・・・。

おっと、急がなくては。

ふと時計を見ると(安モンのマイ腕時計)?

ゲゲゲゲっ!なんちゅ-時間じゃ!

時間をドイツ時間にしていなかった。

しまった(汗)いま何時だろう・・・。

ここがワタクシの間抜けなところです。

つい先ほどカラクリ時計見たのに全く時間をみてないヤツなんです。

(この先大丈夫かいな~)

マリエンプラッツ市庁舎

この真ん中付近にからくり仕掛けがあった・・・。

これからお世話になるリシャルツバックハウスの店舗はこの市庁舎のまん前にあり、とりあえずそこで待機せよと指令を受けていましたのでスーツケースを持ったまま入店。

ものすごいお客さん、カフェが併設されているのでカフェも満席、テイクアウトも一杯。

「すっ凄すぎ」一気に現実に引き戻されてしまいました。

驚いている時、丁度目の前数メートル先から一人の男性がコッチにニヤニヤしながら来るじゃないですか。

心の自分は「知らん・・・オレじゃない。」「コッチに来るな・・・こないでくれ」

そうはいかなかった。

やはりワタクシに用があり来た模様で、なにやら「$#&$#&%('&=)()'%(&$)'%)()|=I」

突然喋ったかと思ったら、ワタクシのスーツケースをいきなり持って車にGO!(誰やコイツ)

ジェスチャーで早く車に乗れと・・・・。

(ん~悪いヤツでもなさそうやな~、とりあえず乗るか)

ここのお店で他の従業員と笑顔で話ししてたようなので多分ここの会社の人だろうとテキトーに解釈。 まぁ、え-か。

迎えに来てくれたのは社員のアロイス・ブリールベックだったのだ。

(後に親友となり、日本でも一緒に仕事をする事になる)

市庁舎前のリシャルツバックハウス店舗、

このビルの5階裏側に住んでました。

さて、ここから車で約5分ほど先の「ブッターミルヒャーシュトラーセ」にある本社を目指します。

因みに「ブッターミルヒャーシュトラーセ」とは「バターミルク通り」と言う

路地なのでした。昔この辺りはバター屋とミルク屋があったということでその名前が付いたそうです。(人から聞いた話し)

さて、本社到着です。

やっと・・・やっっっっっっっっと到着です。

着いた~~~~~(^^)

まず、アロイスの紹介を受け、社長(ゲルハルト・ミューラー)にご挨拶。

挨拶と言っても「ぐーてん・たぁーく」ですよ。

持ち前の笑顔攻撃しかない!

笑っとけ。

その心配は数秒で消えました。

なぜか?

そうです、社長は日本語が話せるのでした~

んな訳ないじないですか。

通訳の日本人がいらしてたんですよ。

社長がデカ過ぎて見えなかっただけで・・・・。

条件等の話しも終わり、いよいよ明日から仕事!

勤務地は市庁舎前の店舗に決まり、気合十分。

一夜明けて、朝5時出社。

勿論、通訳は不在。仕事になると専門用語が殆どなので特に不安は無く従事できました。

ほんとうに皆さん親切で、特にトラブルも無く平穏な日々が続き順調に修行できました。

休日にショーウィンドーを飾るために作った

簡単ピエス(古いデザインだ~っ)

ただ、辛かったのは、教会の鐘の音。

住み込み修行なので、部屋が5階の一室で教会の鐘が目の前!

仕事は午後3時には終るので毎日数回は聞く教会の鐘

最初は「ガラ~~~~ン・ガラ~~~~~ン」

「いいね~異国情緒あふれるよ(^^)」は3日だけ。

以降は「うるさい・・・・あ~うるさい」「寺の鐘の方が静かやぞ」

まぁ、慣れましたケド・・・・。

そんなこんなで、仕事にもなれ、人間関係にも慣れ、ガイドブックのお陰でドイツ語も少しずつ話せるようになりました。

人徳かお情けか・・・

滞在中週に4日は各家庭に招かれて
このようにお世話になった。
(オイルフォンデュ中)

休みの日は工芸菓子を作ったりショーウィンドーのディスプレイを手伝ったりとコツコツ自分を宣伝いたしました。(笑)

ミッシェルと一緒に11月のニコラス製作中!

とても優しい人だった。

次回はとんでもないハプニングとアウトバーンでの出来事についてお話します。

お楽しみに。

笑えますよ